今年こそは保険見直し隊!No.3です。
子供が独立後(20歳になったあと)の生命保険はどうすべきかを記事にしました。
基本的には生命保険は不要です。
1. 考え方は結婚して、子供がいない場合と基本同じ
基本的な考え方は前回の記事で紹介した結婚はしているが子供がいない場合と同じです。『妻が1年間生活できる保証額』+自分の葬式代があれば問題ないです。
生命保険で自分が死んだあとの妻の今後の生活すべてを面倒みるのは現実的ではありません。年齢とともに保険料も当然高くなりますし、保険料を支払うぐらいなら、資産運用に回すか、趣味に使うのがいいでしょう。
つまり、仮に毎月の生活費が20万円とすると、
【必要な金額】 20万✕12ヶ月+葬式代100万=約350万
となります。仮に100万円の貯金があるとすると
【必要な保障額】 必要な金額350万−貯金100万=250万
と考えます。
妻が仕事を新たに始め、生活が安定するまでに必要な金額に対して、足りない分だけ生命保険を活用しましょう。
2. 遺族厚生年金もある
遺族厚生年金とは、厚生年金から遺族に給付される年金です。
約4〜5万が毎月支給されます。
さらに、妻が40歳以上65歳未満の場合、中高齢の加算があり毎月8〜10万の給付になります。
つまり、国からの補助もあるので、すべてを自分で準備する必要はないです。寧ろ、貯金がある程度あれば生命保険に入る必要がないほどです。
遺族厚生年金(受給要件・支給開始時期・計算方法)|日本年金機構
3. まとめ
みなさんが知らないだけで、国からの補助は結構あります。それを知らずに無駄に保険に加入するのはお金を捨てているのと同じです。
正しい知識を身に着けましょう!
【今年こそ保険を見直し隊シリーズ】
〜No.1 独身なら生命保険に入るな〜
〜No.2 結婚したら生命保険を活用しよう〜
〜No.3 子供が独立したら生命保険はいらない〜
〜No.4 医療保険は不要!?〜
〜No.5 個人年金保険は資産運用には向かない〜
〜No.6 がん保険のCMに騙されるな〜
〜No.7 学資保険は勧誘の入り口〜
【保存版】保険見直しに関する記事はすべてこちらにまとめています。
子供が独立後、貯金があれば生命保険は不要!