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相場は4つのサイクルの繰り返し!イールドカーブで相場変化を掴み取れ

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ニューヨークダウの大幅な下げ、日経平均の大幅な下げが騒ぎになっていますが、こういう時こそ、目先の変動でなく、長期目線で相場の流れを判断しましょう。

 

1. ”4つのサイクル”で経済は回っている

日々変化している相場には大きく分けて4つのサイクルの繰り返しで出来ています。

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4つの相場それぞれを「金融相場」「業績相場」「逆金融相場」「逆業績相場」と呼びます。

 それぞれの特徴について見ていきましょう。

1.1 金融相場 〜景気の底〜

金融相場は景気が底の時の相場です。

経済が冷え込んでいるので、国が金融緩和をすすめ、お金をじゃぶじゃぶ市場に流します。短期・長期金利ともに超低水準でお金が借りやすい状態です。 

政府主体で金融緩和を進めるので、徐々に景気は良くなります。それに伴い、債券から株式への資金移動が起こるので、市場での国債価格は安くなるので長期金利は上昇し始めます。 

1.2 業績相場 〜景気が上昇〜

業績相場は企業業績の好調によって景気が上昇する局面です。

金融相場のおかげで、企業の業績がよくなった結果、業績相場になります。

景気の上昇にともなって政府は徐々に金利(短期金利)を引き上げます。景気がいいので、引き続き国債から株式への資金移動は進み、長期金利は上昇し続けます。

成長株への中期投資をする時期です。

1.3 逆金融相場 〜景気が過熱気味〜

景気が良くなり過ぎて、バブルにならないように政府が政策金利を高めに引き上げる局面です。金利の高さによって景気が徐々に頭打ちになり、企業の業績が抑えられます。

政策金利(短期金利)は高いままだが、今後の景気に不安が出だすので、徐々に国債が買われだし、長期金利は下がり始めるます。 

1.4 逆業績相場 〜景気が下降〜

逆金融相場の高金利によって、企業業績が下がりだす局面です。

長期金利は下がり続け、政策金利も下がりだすので、金利は短期長期ともに、低い水準となる。 

逆業績相場から金融相場は、長期投資で割安株を買う時期です。

 

参考に、相場ごとの投資イメージはこんな感じです。

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2. イールドカーブで相場を見極めろ

上の4つの相場のどこにいるかを判断するにはイールドカーブを用います。

イールドカーブとは国債について、縦軸に金利、横軸に年数を取ったグラフです。

横軸に残存期間、縦軸に利回りをとり、残存期間が異なる複数の債券の残存期間と利回りの関係を表した曲線のことです。

出典:イールドカーブとは何ですか : 財務省

このイールドカーブから今の何相場を判断することが出来ます

下図がイールドカーブの変化イメージです。

かなりざっくりですが、①〜④のどこにいるかで今の相場を判断できます。

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【① 金融相場】

低金利による景気回復が見込まれ、資金が国債から株式へ。

その結果、長期金利が上昇し、右肩上がりになります。

ベア・スティープニングと呼ぶ。

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【② 業績相場】

企業業績が良くなり景気を上昇させます。

それに伴い、政府は政策金利を徐々に引き上げます。長期金利も引き続き上昇するが、政策金利の上昇が早いので、傾きが平らになります。

ベア・フラットニングと呼ぶ。

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【③ 逆金融相場】

高金利で企業業績が頭打ちになる。

徐々に株式から国債に資金が流れ、長期金利が下がりだす。

ブル・スティープニングと呼ぶ。

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【④ 逆業績相場】

企業業績が下がり、景気は本格的に下降する。

政府は金融緩和を実施し、政策金利・長期金利ともに低水準となる。 

ブル・フラットニングと呼ぶ。

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3. 今の相場を確認しよう!

それでは、実際にイールドカーブを使って、今の日本・アメリカの相場を確認してみましょう。

3.1 日本は金融相場の後半 〜これから成長株への中期投資〜

 

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出典:国債金利情報 : 財務省のデータを元に作成

 

2014年〜2018年の日本のイールドカーブです。

2014年から金利が低下し続けており、かなり低水準の金利でいることがわかります。

金利は低水準にあるこの状態で、まだ金融緩和をしています。

今後、日銀の金融緩和が終わりになったら、業績相場に入るので成長株への中期投資の時期です。 

3.2 アメリカは業績相場 〜成長株への中期投資の時期〜

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出典:FRBのHPのデータより作成

 

2016年〜2018年のアメリカのイールドカーブです。 

2016年から毎年金利は上昇しています。

すでに、金利上昇は始まっており、金融相場が終わり、業績相場に入っていることがわかります。 成長株への中期投資が最適な時期です。

4. まとめ

イールドカーブを使った4つの相場サイクルの見方を説明しました。

長いものに巻かれろと他の記事でも言っていますが、投資も大きな波に乗るのが1番リスクが少なく着実に利益も得れます。 

この機会に目の前の銘柄の動きだけでなく、相場全体の大きな流れを意識してみましょう。