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【定点観測:2018年12月】日本・アメリカ イールド・カーブ状況

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イールドカーブは年数別の金利変化を表にしたもので、相場の状況を判断する上で参考になる指標です。

今回は【2018年12月】の日本・アメリカイールド・カーブです。

以前の記事でイールド・カーブについて紹介しているので、詳しく知りたい人はそちらを御覧ください。

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1. 2018年12月 日本 〜金融相場〜

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前回の10月からあまり変化はありませんが、長期・短期金利ともに若干下がっています。まだまだ、金融相場の始まりで止まっていると思われます。むしろ、金融緩和しているけど、まったく景気の上昇・インフレが進んでいない状態です。

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出典:BEIの推移 | 日本相互証券株式会社

上のグラフの赤線はブレークイーブンレートという指標で、【期待インフレ率】を表します。

昨年の12月に上昇してから、一年掛けて徐々に減少していることがわかります。つまり、将来のインフレ期待が下がっている=景気が良くなるとの思惑が減っていると言えます。この状態だとなかなか株価は上昇しにくいですね。

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出典:楽天証券 | ネット証券(株・FX・投資信託・確定拠出年金・NISA)

前回10月のときと12月の日経平均株価を並べています。

10月の時に「52週移動平均線が並行〜下向きに近いので、下降トレンドに入る可能性もあります。」と書きましたが、やはり、下降トレンドになっています。52週MAの下に、26週・13週MAが入り込んだので、しばらくはこの下降トレンドが続きそうな形になってしまいました。

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出典:日経平均PER PBR 日経平均株価適正水準

 PER(緑の線)も11程度と前回より更に下がっています。EPS(一株益)は下がっていないので、単純に株価が下がった結果、株価が割安になっていると思います。まだ、金融相場なので、業績がよく割安な株を探すのにちょうどいい時期かもしれません。

2. 2018年12月 アメリカ 〜業績相場〜

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前回から、短期金利が上昇し、長期金利が減少しています。長期金利の上昇率よりも、短期金利の上昇率が高く、フラットニング化していることがわかります。

業績相場〜逆金融相場の過渡期かもしれません。

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出典:10-Year Breakeven Inflation Rate | FRED | St. Louis Fed

アメリカ長期金利のブレークイーブンレートの推移は、昨年12月に上昇し、そのまま維持していましたが、11月から急激に減少し、昨年12月の上昇以前の水準になってしまっています。

つまり、将来のインフレ期待が急激に減少している=将来の景気上昇への期待が減っているということです。

この状態だと、株式市場から債権市場へお金が流れるので、長期金利が下降し、株価が減少します。実際、長期金利は11月と比べて下がっていますし、NYダウも下のグラフの通り下がっています。

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出典:楽天証券 | ネット証券(株・FX・投資信託・確定拠出年金・NISA)

NYダウも日経平均と同じように52週MAが下がり出したので、下降トレンドがしばらく続く可能性があります。

ブレークイーブンレートが下がり、長期金利の減少、かつNYダウの長期トレンドも下降トレンド入りの可能性があり、業績相場から逆金融相場(金融政策の影響で業績が悪くなる相場)に移り始めている可能性があります。中長期の成長株への投資から徐々に利確して、少し様子見するのもありかもしれません。

3. まとめ

〜日本は金融相場:業績がいい、割安株を探そう〜

〜米国は業績相場〜逆金融相場:成長株を徐々に利確しよう〜